中央線書店新聞3号 世界の夢の本屋さん、という本

「世界の夢の本屋さん」という豪華本があり、3巻まで刊行されている。

エクスナレッジという出版社の本で、一巻目は2011年に出ている。

本とともに書店も好きという人達にはたまらない本かもしれない。

世界の名だたる書店が大きい写真付きで紹介されていて、飽きない。

毎回、涎をたらしながら見ている。

●セレクシス・ドミニカネン(Selexyz Dominicanen)

紹介分のリードが、「ここは、世界中の巡礼者が訪れる本の神殿」。2008年、英国「ガーディアン」紙が“世界でもっとも美しい書店10選」に選んだとある。人口12万人の町に年間80万人が訪れるオランダ国内で最も入場者が多い教会建築となっているらしい。

日本でいえば、お寺か神社に書店をつくったようなものか。2000年に市が民間企業にアイデアを求め、採用されたのが書店の「セレクシス」。書店の建築デザインにもこだわる姿勢がこの店に反映されて、店を見るためにオランダにいきたいと思わせる。書店が建築に力を入れることは、マーケティング上の戦略だというのにも同意。高い天井の広々とした空間、祭壇にあるカフェ、是非見たいもんだ。ネット書店に勝つのはこうした書店でしょうか。

・面積:1,265㎡

・創業:2006年

・オランダ、マーストリヒト市