風の声 その13号 お墓参りは無くなるかも
法事という行事がある。亡くなったヒトを偲び、残った家族、親類が集まり、飲み食いしながら、コミュニケーションをする「場」である。
お寺で読経を聞きながら、その後焼香して、最後に一杯やる、という風習が急激にできなくなりつつある。
家族が多く、親類も近くにいたという前提での風習だが、家族も少なく、親族も遠くにいっている現代ではお墓を守るヒトがいないのだ。
檀家制度で保持できたお寺が今後厳しくなる、という。
25万寺あるのだが、5万寺まで減るという意見もある。
坊主丸儲けという構図は今後期待できない。
どうする、お寺。